専業トレーダー

投機における陥りやすい心理的な歪みとバイアス①


 

こんにちは、なおきです。

 

 

今回からは自分に対してのアウトップットを兼ねて、投機における陥りやすい心理的な歪みとバイアスについて書いていきます。

 

 

これからの話はトレーダーにとって非常に重要かつ知っておかなければならないことです。

 

 

なぜならトレードを行うのは少なからず人間であり感情を持っているからです。

(EAを稼動している人はこの限りではありません。が、それでもマインドの罠に落ちていく人は確実にいます。)

 

 

僕はチャートには人間の心理が随所で現れていると考えています。

 

 

行動ファイナンスから学べば、人は不確実な状況下で体系的に過ちを犯します。

 

 

大きなストレスを受けると人はリスク評価を誤り、リスクの発生率を読み違えます。

 

 

そして行動ファイナンスによれば、人は大きなストレスを受けると完璧で合理的な判断を下せなくなると言われています。

 

 

さて、それでは心理的バイアスの前にトレードではどういった感情が芽生えるのでしょうか?

 

 

・希望

買った瞬間からエントリー方向に進むだろう。

・恐怖

これ以上は負けられない。ここでのエントリーは見送ろう。

・貧欲

たくさん稼ぎたい。ポジションを通常より多く持とう。

・絶望

このルールは機能していない。また負けてしまった。

 

こういった感情はトレーダー皆感じたことのある感情ではないでしょうか?それとも気付かずに過ごしてしまっているか・・・。

 

 

もちろん僕もこういう感情をいつも持ってトレードしていました。そして痛いほど相場に負けてきました。だからわかるんですねこういう感情がどういうときに芽生えてくるのかということが。

 

 

これらの感情は人間ならではの普遍的な特性から生まれたものです。いわば人間の本能です。

 

 

それではどういった認知の歪みが取引に影響をあたえているのでしょうか?具体的みていきましょう。

 

 

・損失回避

損失回避が作用すると人は儲けよりも損失を出さないようにという心理が強くなります。

ほとんどの人にとって1万円を失うことと1万円を儲けないことは同じようには考えられません。

しかし合理的な観点からすれば、どちらも1万円のマイナスの交換であり、同じ意味になります。

これは大事な考えになります。トレンドフォローならば尚更です。

トレンドフォローのルールは基本的にみれば損小利大で勝率が低くなります。

1回のトレードでその月の半分に達してしまうトレードもありえます。

もしその1回を見逃してしまった場合、期待値は変わってきます。

トレードしていないから同じだろうと考える人もいると思いますが、それは違います。

なぜなら検証のときはすでにすべてルール通りにINOUTしているはずだからです。

すべての取引がメソッドのパッケージとしてその実力になり、特にトレンドフォローのメソッドは勝率が低く、儲けたときはR倍数で例えるならば10を超えることもあるでしょう。

もちろんその1回に依存しすぎてしまうメソッドも問題になりますが、そもそもトレンドフォローのメソッドとはそういうものです。

研究によれば損失を出したときの心理的影響力は儲けが出たときの2倍になるとのことです。

このことから取引の上で損失回避は、トレードルールに機械的に従おうとする心理を妨げる働きをしてしまうことがわかります。

ルールに従ってこうむった損失は、そのルールを使って得られる利益より大きく感じてしまうからです。

 

 

・埋没費用効果

これは例えばA社が最新の技術開発を先行投資で1億円投資したとします。

投資したあと、別の技術のほうが優れていたと判明した場合、合理的に解決するにはその別の技術に乗り換える費用とすでに採用している技術を採用し継続した場合にかかる費用を考え、すでに投入した費用1億円は度外視し、今後得られる利益と経費を基準に判断することですよね。

しかし意思決定に埋没費用効果が作用すると、先に投入した資金に意識が向かい、1億円がすべて無駄になってしまうと考えてしまいます。

こうなると元の決断をくつがえさない選択を選んでしまいます。

埋没費用効果は意思決定を誤らせる傾向があります。

ではどのようにトレードに影響を与えるのでしょうか?説明していきましょう。

10万円の儲けを期待してトレードを始めた初学者のトレーダーがいたとしましょう。

ロスカットは5万円の損失を出したらポジションを解消しようと決めました。

すると数日後損失は3万円を超えました。さらにその数日後損失は5万円を超えました。

取引口座の10%以上にあたる額です。

5万円の損失を出した時点で脱出するという当初の決意を守るべきか、守らずにポジションを持つべきか、二者択一を迫られたトレーダーに、この認知の歪みはどのように作用されるのか?

前の損失回避が作用すればこのトレーダーはポジションを解消しづらくなってしまいます。

なぜならポジションの解消は損失の確定に他ならないからです。

解消しない限り損失が利益に転じるという希望を持ち続けることができます。この感情が悪癖を付けてしまいます。

埋没効果費用の作用を受けると、今後市場がどういうふうに動くかではなく、すでに取引で支払った5万円を無駄にしないためにはどうすべきかという観点から決断を下すようになります。

つまりこの初学者は市場が今後どう動くかではなく、損失を確定して5万円を無駄にしたくないという思いからポジションも維持することになります。

すると相場はさらに逆行し損失が10万円に膨らんでしまったらどうするでしょう。

合理的に従うならポジションを解消するべきでしょう。

もともと価格が解消するべきレベルに逆行するということはその思惑の誤りを市場から告げられたものです。

しかし、この時点ではすでに損失回避と埋没費用効果はどちらもこれまで以上に強くなっています。

損失は今や膨れ上がり、その取引を考えることも辛くなります。

多くのトレーダーはそのままずるずると取引を続け、口座の30%~50%もしくはそれ以上、最初の計画の何倍もの損失を出してパニックになりようやくポジションを解消してしまいます。

この1度の取引で退場もしくはそれに近いことが起きてしまいます。

またこの価格まで戻ったら損失を確定するなど思考することになりここまでいくこともあります。

そして相場は厳しくも甘く、損失を持ったままにいると価格はしばしば戻ってくることでトレーダーに間違っていることを植え付けていきます。

しかし先にもお話しましたが1度の取引で口座が壊滅的なダメージを受けてしまうことがあることを忘れてはなりません。

 

 

・処理効果

これはアップトレンドのものを売り、ダウントレンドのものを買いたくなることを指します。

よくあるもので相場の天底を取ろうとすることですね。

テクニカル的なルールに従って行うトレードはいいのですが、何も考えずに行えば

過去の決断がよい結果をもたらさなかった場合、人間にはその現実を直視したがらない心理があることを示します。

また同じように、勝ちトレードをすぐ確定したがる傾向は、儲けを失うのを避けたいという心理からきます。

この傾向を持つトレーダーは勝ちトレードからすぐに利益を確定してしまい潜在的利益をふいにしてしまいます。

そしてそれは大きな損失(細かい多くの損切りも含)の埋め合わせができないことになります。

 

 

・結果偏向

これはある決定の良し悪しを判定するのに決定までのプロセスをみるのではなく、それがもたらした結果によって判定する傾向をいいます。

実際起こったことのほうを重視するようになることです。

トレードはたとえアプローチの仕方が正しくても負けてしまうことは多くあります。

しかも何連敗も立て続けになんてこともあります。するとトレーダーは自信を失い、意思決定プロセスに問題があるのではないかと考えます。

そして結果が悪いからという理由で使っていたアプローチ法やメソッドそのもの自体を否定するようになってしまいます。

 

 

・直近偏向

これは言葉の通り新しいデータと経験に重きを置く傾向で、昨日今日のトレードの結果が先週、あるいは半年のトレードよし重視してしまうことです。

1ヵ月続いた負けトレードは、その前に続いていた6ヶ月の勝ちトレードと同様になったり、それ以上の重要なことのように思えてしまいます。

つまりこの直近偏向によってトレーダーは最近行なった一連のトレード結果によって自分のメソッドや意思決定プロセスを疑ってしまいます。

『木を見て森を見ず』とはよく聞くお話ですね。

そして前項の認知の歪み、「結果偏向」と重なるとこの問題は深刻になってしまいます。

 

どうでしょう?心当たりある方や気付きはありましたか?

これらは僕の完全な失敗談と深い繋がりがある根っこの部分です。

これらの感情によって大きく時間と資金を無駄にしてしまいました・・・。

この5つの認知の歪みは健全なトレード、健全なマインドの邪魔をします。

そして、気付かないまま相場から退場されてしまったり、もしくは今なお資金を減らしている原因の一因になっているかもしれません。

それではこれらをどうやって回避していくのか?を次回に書いていこうと思います。

 

 

※さて先週末のEB75の結果は如何に・・・。

EUR/USDのM15です。

 

 

結局-8.9Pipsでした。詳細のルールは控えますが見ればなんとなくわかりますね。笑

 

それでは引き続きこのメソッドを公開していきましょう!!

 

皆様のトレードに参考になったなら幸いです。

 

 

 

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